台湾での生活

45歳で留学し台湾で生活する独女の備忘録

助け合い精神の国、台湾

息をするように助け合う台湾。

3.11の震災で低所得者の多い台湾から

莫大な支援金が贈られた事は日本人の殆どの人が知ってると思う。

 

カルフールへ入ると、音楽が聞こえてきた

店内の単なるBGMではなく生歌だと分かる。

女性の透き通るような

とても綺麗な声。

その声の元へ向かうと

目の見えない女性がキーボードを演奏して歌っていた。

 

本人のプロフィールが掲げてある。

早産だったので保育器に入ったが、

その保育器の温度が高過ぎて失明しまったと書いてあった。

横には母親らしき女性。

 

心に響く歌声で、幾度となくこみ上げてくるものを

グッと堪えながら一曲聴き終えた。

 

彼女は既に台湾の番組にも幾つか出演しているようで、その出演した番組名も書いてあった。

日本に来て演奏した事もあるそうだ。

全くの無名ではないものの、

路上ミュージシャンとして各地で活動しているらしかった。

是非日本の人にも知って欲しいと思い

母親らしき人に話しかけて

録画を撮らせて欲しい、そして承諾してもらえたら、

私のYouTubeアカウントに動画をアップさせてもらえないか?

と聞いてみた。

 

彼女はやはり母親で、この話にとても喜んで、

是非そうしてくれと、何度も何度も"謝謝"を繰り返していた。

(私のYouTubeアカウントなんて数人しか観ないのに申し訳ない…)

 

午後2:30に休憩をとり5時から再開との事

 

一曲だけ録画させてもらい、私も買い物へ。

その間にYouTubeに動画をアップした。

 

その後諸々あったらしく6時少し前に帰ってきて演奏再開。

その間、ずっと待っていた。

冷房がキツくて豚カツ屋に入り夕飯を食べて待機。

丁度食べ終わった時に再開。

(豚カツ美味しかった!250台湾ドルもしたけど!)

 

演奏をしている場所はレストラン街、

夜7時頃からは、人が増えてきた。

 

演奏を開始すると、キーボードの前にある

『讚賞箱』

募金箱なんだけど

①良いと思ったら募金お願いします

②あなたの善意に感謝します

この真逆の二つに解釈できる。

どっちの意味か、今のところ不明。

今度調べます。

 

皆、通りすがりにジャンジャンお金を入れていく。

特に子供連れの親は、子供にお金を渡して

入れてきなさいとやってる。

8時までずっと聴き続けていたので、

その募金する人の多さに驚いた。

助け合いの精神が深く根付いている台湾。

それを特別な事と捉えていない。

中高生に見える子、

友達同士で買い物に来たらしい子たち、

ポケットからレシートと一緒になった小銭を

じゃらじゃらと入れていく。

 

歌声に誘われて、素敵な縁を頂いた。

このミュージシャンの母親とは

たくさんたくさんお話ししたので、

それは別で書きます。

 

たくさん聞かせてもらったので

お金を払いました。

募金箱に100台湾ドル

 

殆どの人が、そのような金額を入れていたので

私も真似させてもらった。

それ以上に聴かせてもらっていたけど。

 

また何処かで逢えたらいいなと思ってる。

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蕭湘婷で検索するとFacebookもあります。

動画も検索してみてください。

https://m.youtube.com/watch?v=ttGaOMGxm10

 

 

https://m.youtube.com/watch?v=bCWQvhmsZ6o