助け合い精神の国、台湾
息をするように助け合う台湾。
3.11の震災で低所得者の多い台湾から
莫大な支援金が贈られた事は日本人の殆どの人が知ってると思う。
カルフールへ入ると、音楽が聞こえてきた
店内の単なるBGMではなく生歌だと分かる。
女性の透き通るような
とても綺麗な声。
その声の元へ向かうと
目の見えない女性がキーボードを演奏して歌っていた。
本人のプロフィールが掲げてある。
早産だったので保育器に入ったが、
その保育器の温度が高過ぎて失明しまったと書いてあった。
横には母親らしき女性。
心に響く歌声で、幾度となくこみ上げてくるものを
グッと堪えながら一曲聴き終えた。
彼女は既に台湾の番組にも幾つか出演しているようで、その出演した番組名も書いてあった。
日本に来て演奏した事もあるそうだ。
全くの無名ではないものの、
路上ミュージシャンとして各地で活動しているらしかった。
是非日本の人にも知って欲しいと思い
母親らしき人に話しかけて
録画を撮らせて欲しい、そして承諾してもらえたら、
私のYouTubeアカウントに動画をアップさせてもらえないか?
と聞いてみた。
彼女はやはり母親で、この話にとても喜んで、
是非そうしてくれと、何度も何度も"謝謝"を繰り返していた。
(私のYouTubeアカウントなんて数人しか観ないのに申し訳ない…)
午後2:30に休憩をとり5時から再開との事
一曲だけ録画させてもらい、私も買い物へ。
その間にYouTubeに動画をアップした。
その後諸々あったらしく6時少し前に帰ってきて演奏再開。
その間、ずっと待っていた。
冷房がキツくて豚カツ屋に入り夕飯を食べて待機。
丁度食べ終わった時に再開。
(豚カツ美味しかった!250台湾ドルもしたけど!)
演奏をしている場所はレストラン街、
夜7時頃からは、人が増えてきた。
演奏を開始すると、キーボードの前にある
『讚賞箱』
募金箱なんだけど
①良いと思ったら募金お願いします
②あなたの善意に感謝します
この真逆の二つに解釈できる。
どっちの意味か、今のところ不明。
今度調べます。
皆、通りすがりにジャンジャンお金を入れていく。
特に子供連れの親は、子供にお金を渡して
入れてきなさいとやってる。
8時までずっと聴き続けていたので、
その募金する人の多さに驚いた。
助け合いの精神が深く根付いている台湾。
それを特別な事と捉えていない。
中高生に見える子、
友達同士で買い物に来たらしい子たち、
ポケットからレシートと一緒になった小銭を
じゃらじゃらと入れていく。
歌声に誘われて、素敵な縁を頂いた。
このミュージシャンの母親とは
たくさんたくさんお話ししたので、
それは別で書きます。
たくさん聞かせてもらったので
お金を払いました。
募金箱に100台湾ドル
殆どの人が、そのような金額を入れていたので
私も真似させてもらった。
それ以上に聴かせてもらっていたけど。
また何処かで逢えたらいいなと思ってる。
蕭湘婷で検索するとFacebookもあります。
動画も検索してみてください。
https://m.youtube.com/watch?v=ttGaOMGxm10